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漫画版『新世紀エヴァンゲリオン』Volume 8 MOTHER - コミック第8巻まとめ

漫画版『新世紀エヴァンゲリオン』第8巻・表紙
©カラー・貞本義行/KADOKAWA

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 漫画版『新世紀エヴァンゲリオン』第8巻に関する情報です。目次、前巻までのあらすじ、各話に収録された内容を確認することができます。アニメ版との比較や考察の参考資料にお使いください。

イントロダクション

 描き下ろしイラストのみ。

PROGRAM - EVANGELION 8

STAGE.49
…Kiss.
STAGE.50
こころなかへ…
STAGE.51
MOTHER
STAGE.52
回想かいそう
STAGE.53
ひかり巨人きょじん
STAGE.54
ネルフ誕生たんじょう
STAGE.55
伝言でんごん
STAGE.56
ジェラシー

前巻までのあらすじ

 トウジの事件後、シンジはネルフを去る決意をする。ミサトの説得も空しく街を出ようとしたその時、使徒が襲来。もう関係ないと戦闘を傍観しているシンジに加持が声をかけた。加持はシンジを地下施設に連れていき、そこで自分の過去を語り出す。セカンド・インパクト後、彼は孤児となり弟と仲間達と暮らしていたが、ある事件で裏切り行為をし自分以外全員を死なせてしまっていた。彼らの命を犠牲にして生き残った自分とトウジの命と引き換えに生き残ったシンジは同じだ、君はそれでも何もなかったように生きていけるのか?と訴える。加持の話を聞いたシンジは再びエヴァに乗る事を決意する。ネルフ本部に迫る使徒を防戦する初号機だが肝心な所で電源がなくなり活動を停止。絶体絶命のその時、初号機は謎の再起動、シンクロ率400%を超え使徒を喰らい自らS機関を取り込んでしまう。そして完全に暴走した初号機は、シンジをも取り込んでしまった……。

第8巻の掲載内容

第49話:…Kiss.

 シンジは意識の世界を彷徨っていた。初号機の外では、アスカが一ヶ月も戻ってこないシンジの身を案ずる。

 シンジのサルベージ計画、それは過去に起こった実験データの流用だった。リツコは、母の開発したマギシステムの件を交えて質問するマヤに答える。実験は失敗した。その時からゲンドウの様子が変わってしまったのだ、と。

 ミサトはシンジの通う学校の生徒が、実は全員パイロット候補であることを突き止める。そこに訪ねてきた加持に対して、ネルフの本当の目的は何かと尋問する。興奮するミサトを抑えて、加持は何かを伝えるような素振りを見せて立ち去る。

第50話:こころなかへ…

 シンジは意識の中で母の記憶と対面する。ゲンドウはレイに会うが、拒絶するような態度を取られる。レイはシンジの復活を願う。

 サルベージ計画が開始され、シンジの意識に様々な人の呼び声が届く。しかし、シンジはそれを拒絶し自分の殻に閉じこもろうとする。

 計画は失敗し、プラグが矯正射出され、L.C.L.が床に放出されてしまう。絶望的な状況で、レイは、まだ間に合うかもしれない、戻ってきて欲しいと願う。

第51話:MOTHER

 レイはエヴァに対してシンジを返すように願う。シンジは意識の中で母ならざる者に捕まる。シンジは、産まれたばかりの自分を抱く母を見つけ、そこに行きたいのか、それとも背後に広がる海へ向かうのかを問われる。

 ミサトが絶望する中、シンジが元の姿を取り戻し、そこに現れる。まるで奇跡としか言いようのない生還に、リツコは困惑する。レイは安堵し膝を折り、背後では加持が次なる行動を決断する。

第52話:回想かいそう

 シンジは病院で目覚め、レイに再会する。ミサトの元に諜報部員が現れ、加持が冬月を拉致したことを報せる。ゼーレの前に引き出される冬月。ゼーレは永久機関を手に入れた初号機と、ゲンドウの動きを問う。

 ゲンドウは、レイとアスカの再テストを急ぐようリツコに命じる。冬月の過去。六分儀ゲンドウの出自。冬月は、ゲンドウのことを快く思っていなかった。優秀な生徒ユイと関係することも、その背後にある思惑を疑っていた。

第53話:ひかり巨人きょじん

 2002年、南極大陸。ゲンドウと冬月はセカンド・インパクトの調査に参加していた。冬月は、ゼーレの暗躍に関心を抱き調査を決意する。そして、ゲンドウの素性も。

 冬月に過去の隠蔽を突きつけられたゲンドウは、地下のジオフロントへ案内し、赤城ナオコと接見させる。そこで、冬月はゲンドウが計画しているエヴァの存在を知らされる。

第54話:ネルフ誕生たんじょう

 リツコの元にレイの行方が分からないとの報告が入る。テストを延期し、たまには息抜きも必要だと返す。レイはシンジと一緒にいた。本部の庭を散策し、そこれシンジにもう一度触れたいと言う。

 2004年、箱根・地下第2実験場。冬月は初めてゲンドウの子供を目撃する。実験の失敗。ゲンドウは人が変わり、アダム計画の推進を冬月に伝える。人類補完計画。キール・ローレンツを議長とする人類補完委員会は、調査組織であるゲヒルンを解体して、特務機関ネルフを立ち上げる。

 過去を回想する冬月の元へ加持が現れ、拘束されていた身柄を保護する。冬月の無事を確認するゲンドウ。随行者は不明とされる。

第55話:伝言でんごん

 加持が何者かに殺害され、ミサトは勾留を解かれる。帰宅すると留守番電話が残されている。そこに吹き込まれた加持のメッセージを聞いて、ミサトは泣き崩れる。

 アスカはミサトの様子を見て、加持の身になにかあったのかと取り乱す。シンジが戻り、その状況から彼にはもう二度と会えないのだ、と察する。

 ミサトはマコトからエヴァに関する増産計画を得る。加持を失ったことを泣いてばかりはいられない。ミサトは、加持から密かに受け取った物を見つめる。

第56話:ジェラシー

 リツコは祖母と電話し、過去の写真に一瞬目を移す。レイの定期検査。リツコは、レイが最近変わったと伝える。レイの言葉がリツコの逆鱗に触れ、一触即発の事態となる。

 ミサトの家で久しぶりに食卓を囲む三人。アスアの義理の母から電話が入る。シンジは、エヴァに取り込まれていた時、確かに母に会ったのだと追憶する。実の母親を失ったのはアスカも同じだと思い、彼女を見ると、アスカは少しだけ本心を覗かせてから、自室へ引っ込んでしまう。

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