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漫画版『新世紀エヴァンゲリオン』Volume 2 ナイフと少年 - コミック第2巻まとめ

漫画版『新世紀エヴァンゲリオン』第2巻・表紙
©カラー・貞本義行/KADOKAWA

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 漫画版『新世紀エヴァンゲリオン』第2巻に関する情報です。目次、前巻までのあらすじ、各話に収録された内容を確認することができます。アニメ版との比較や考察の参考資料にお使いください。

イントロダクション

 ――時に西暦2015年

 来未曾有のカタストロフィー〝セカンド・インパクト〟に見舞われた人類は、その半数を失いながらも、ようやく復興への道を歩き始めていた――。

 しかし、正体不明の巨大戦闘兵器「使徒」の襲来により、ふたたび世界は滅亡の脅威にさらされることに…。

 予測されていた圧倒的強さを誇る「使徒」を迎え撃つべく、特務機関ネルフはE計画を発動。

 究極の汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンを実用化する。

 明らかになってゆくE計画の全容。

 同時進行する人類補完計画。

 侵してはならない〝神の領域〟への扉が少しずつ開かれてゆく……。

PROGRAM - EVANGELION 2

STAGE.7
じゆくこころ
STAGE.8
シンジご機嫌きげんななめ
STAGE.9
マニアの受難じゅなん
STAGE.10
ナイフと少年しょうねん
STAGE.11
さまよえるサード・チルドレン
STAGE.12
やさしさの輪郭かたち

前巻までのあらすじ

 西暦2015年――関東第3新東京市に〝使徒〟と呼ばれる正体不明の怪物が出現。防衛側の国連特務機関ネルフによって開発された汎用人型決戦兵器・エヴァンゲリオンが迎え撃つも、その力の差は圧倒的で敗退を余儀なくされる。積年の確執と、あまりに独善的な要求への反発心から自暴自棄となったシンジは、エヴァへ搭乗することを承諾するが、操縦もおぼつかぬまま出撃し、途中で意識を失ってしまう。操縦者なきままエヴァは暴走し、戦闘を続けてついには使徒を倒してしまうのだが……。

第2巻の掲載内容

第7話:じゆくこころ

 慣れない環境での同居生活が始まる。ミサトのだらしない一面を見て、シンジは暮らしの先行きに不安を抱く。

 翌朝、学校に登校したシンジは、エヴァのパイロットであることを暴かれ、クラスメイトから注目を浴びる。その光景に気に食わない表情を向けていたトウジは、校舎裏へシンジを呼び出し、妹が怪我をして入院したのはお前のせいだと言いがかりをつけて、シンジを殴り倒す。

 シンジは感情を表に出さずに、エヴァの戦闘訓練を行う。その模様を見守るミサトとリツコ。ミサトはシンジがネルフに来てからというもの、今まで面倒を見てきた伯父が一向に連絡をよこさないことに懸念を示す。シンジには、もうここにしか居場所がないのかもしれない、と思う。

第8話:シンジご機嫌きげんななめ

 シンジは帰宅後、ミサトがシャワーを浴びている間に、「E計画 サードチルドレン監督日誌」なるものを発見し、盗み見てしまう。ミサトは普段通り明るく振る舞うが、シンジは大人の建前を見透かして反抗的な態度を取る。

 翌日、シンジはトウジに再び絡まれるが、クールを装って相手にしない。そこに、レイが現れ非常招集だと告げる。新たな使徒が現れる。

第9話:マニアの受難じゅなん

 第4の使徒が現れ、第3新東京市が戦闘形態に移行する。シンジは初号機に乗って迎撃に向かう。避難所で中継を見ていたケンスケは、報道規制を目の当たりにして使徒とロボットの戦闘をこの目で見たいと、トウジと共に外へ抜け出す。

 エヴァ初号機で出撃したシンジは、訓練通りに銃撃を開始するが、反撃を受けて山の斜面に飛ばされる。初号機が激突した斜面にはトウジとケンスケの姿があった。ありえない事態に行動を制限されたシンジに、使徒が容赦なく攻撃を仕掛ける。

第10話:ナイフと少年しょうねん

 シンジはトウジとケンスケをエントリープラグに回収し、戦闘を続行する。ミサトは命令を聞かないシンジを叱責するが、シンジは退却をよしとせず、プログレッシブ・ナイフを抜いて敵に突撃を仕掛ける。装甲を貫かれたシンジは、気力を振り絞って使徒のコアを突き刺し、沈黙させる。

 壮絶な場面を目撃したトウジは、シンジの抱える苦悩に触れて心を動かされる。

第11話:さまよえるサード・チルドレン

 ミサトは命令を無視したシンジをきつく叱る。シンジはミサトの日記を盗み見たこともあり、大人の本性を半ばあきらめの態度で冷笑する。シンジの取った態度に対して、ミサトは思わず平手打ちで応じてしまう。

 シンジが行方をくらまし、ミサトとリツコがその身を案ずる。その時、トウジもまた、学校に来ないシンジの事を気に掛けていた。

 ミサトは帰宅しても姿のないシンジを独りで思う。シンジは行くあてもなく歩き回った先で、キャンプを張っているケンスケと出会う。友好を交わす二人。シンジの顔にも久々に笑みが戻ったのもつかの間、ネルフの諜報がそこに現れ、シンジを連行する。

 ネルフに戻ったシンジは、ミサトと再会しエヴァに乗る覚悟を問われる。あくまで周りの要求に答えるしかないと答えたシンジに対して、ミサトは突き放したような行動を取る。

第12話:やさしさの輪郭かたち

 シンジがネルフを離れることになる、とリツコがゲンドウに報告する。ゲンドウは動じない。シンジはリツコからゲンドウの伝言を聞くが、ミサトと会うことは許されなかった。

 シンジの身を案じて家を訪ねたトウジとケンスケは、そこで初めてミサトに会う。トウジとケンスケは、シンジがネルフを去ったことを聞かされて驚く。二人とやり取りしているうちに、ミサトはシンジの見送りを思い立ち、駆け出す。

 駅のホームで電車を待つシンジの元へ、ミサトが駆けつける。諜報部員を追い払ったミサトは、シンジに本心を伝え、シンジもまた自分の本音を漏らして、二人は和解する。

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