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漫画版『新世紀エヴァンゲリオン』Volume 5 墓標 - コミック第5巻まとめ

漫画版『新世紀エヴァンゲリオン』第5巻・表紙
©カラー・貞本義行/KADOKAWA

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 漫画版『新世紀エヴァンゲリオン』第5巻に関する情報です。目次、前巻までのあらすじ、各話に収録された内容を確認することができます。アニメ版との比較や考察の参考資料にお使いください。

イントロダクション

 描き下ろしイラストのみ。

PROGRAM - EVANGELION 5

STAGE.27
パーティー
STAGE.28
傷跡きずあとをたどれば
STAGE.29
墓標ぼひょう
STAGE.30
受け止めろChatch 重力攻撃!the G-shock!
STAGE.31
ネルフ、停電ていでん
STAGE.32
真実しんじつ深淵しんえん
STAGE.33
アクアリウム

前巻までのあらすじ

 エヴァのパイロットとなる決意をし、ネルフと学校の新生活にもようやく慣れ始めたシンジの前に、新たなチルドレンが現れた。14歳にして大学を修了、卓越した判断能力と抜群の操縦センスを持つ天才美少女、惣流・アスカ・ラングレーがエヴァ弐号機のパイロットとしてネルフにやってきた。最初のうちこそ仲間が増えて喜んでいたが、アスカの極端な二重人格ぶりに戸惑うシンジ。そこへ新たなる使徒が来襲、シンジとアスカで迎撃するが、コンビネーションの悪さから玉砕してしまう。そこでミサトが出した作戦は、二人で同じ部屋で暮らし完璧なユニゾンを作って撃破する、というものだった。特訓を通してシンジはアスカの意外な一面を見て、思いを改めることに……。

第5巻の掲載内容

第27話:パーティー

 加持は人知れぬ土地でマルドゥック機関に関する調査を行っていた。その行動を監視するゲンドウ。

 シンジは下校途中、トウジとケンスケの提案で家に行くことになる。帰宅すると、なぜかアスカがそこにいて住むことが決定している。ミサトも家に帰り事情を話す。その時、ケンスケがミサトの昇進に気づき、急遽、祝賀会が開かれることになる。

 焼き肉パーティーがミサトの家で始まると、ヒカリに続いて加持がやってきた。アスカはトウジとの小競り合いで素の自分を出してしまい、そのままでいいと言われて、はっとする。

 シンジは、ほんのひと時楽しい時間を過ごす。これが当然、長くは続かないと知っていても。

第28話:傷跡きずあとをたどれば

 レイは初号機の搭乗試験で己の内面と向かい合っていた。シンクロ率を確かめるリツコとマヤ。ゲンドウの指示で、ダミーシステムに関するテストが進む。

 ミサトは祝賀会で飲み過ぎ、加持に連れられて外の空気を吸いに行く。そこで過去の出来事、セカンド・インパクトのことを追想する。加持とミサトが距離を急接近させるが、アスカに見つかりその場を取り繕う。

 アスカはへそを曲げシンジに強く当たる。委員長のヒカリに頼まれて、シンジは溜まっていたプリントをレイに届ける。受け取ったレイは寝ぼけ眼だった。立ち去ろうとするシンジを引き止め、以外にもレイは少し上がっていけば、と言う。

第29話:墓標ぼひょう

 シンジを部屋に上げたレイは、慣れない手つきで紅茶を振る舞おうとする。しかし、上手くいかずに結局シンジが用意する。シンジは、昨夜のパーティーのこと、ゲンドウのこと、エヴァのことなどを話し、レイから意外な回答を得る。

 家に戻ったシンジは、思い切ってゲンドウに電話をかける。忙しさにかまけてゲンドウは電話を直ぐに切ってしまう。シンジは明日が母の命日であることを察しない父に幻滅する。

 翌朝、シンジは通学途中で母の墓へ寄る。数年ぶりに来た場所にはゲンドウの姿があった。シンジは母のことについて尋ねる。ゲンドウはそれについて答えるが、もう私を見るのはやめろ、と告げる。自分の足で地に立って歩け、と。ゲンドウは、人と人は完全に理解し合うことは決してできない、と言ってその場を去る。

 ゲンドウを迎えに来た航空機の中で、レイは言葉を交わし、現状を見つめ直す。

第30話:受け止めろChatch 重力攻撃!the G-shock!

 上空から使徒が接近。体の一部を爆弾のように投下し、次は本体ごとネルフ目がけて落下してくることが予想された。エヴァ三体でそれを直に受け止める作戦が決行される。

 広大な落下予想地点をシンジ、レイ、アスカが駆ける。距離が迫り、シンジが初号機のA・T・フィールドを全開にして受け止める。援護するレイとアスカが、プログレッシブ・ナイフでコアを破壊する。

 一方、ゲンドウと冬月は南極に来ていた。セカンド・インパクトの跡地で、二人は計画を進めるため、〝槍〟を手に入れていた。

第31話:ネルフ、停電ていでん

 作戦を終えたシンジたちはゲージに戻り、ミサトと合流しようとする。そこでネルフ施設内が停電に陥る。復旧を急ぐリツコ。ミサトと入れ違いで司令室に到着するシンジたち。

 アスカは加持がミサトと一緒にいることを聞いて、探しに行くと言ってシンジを強引に連れ出す。

 エレベーターに閉じこめられたミサトと加持は、昔の思い出話をするが、感傷に浸る状況ではなくなる。暗闇を徘徊する中で、アスカは突然シンジにファーストキスの経験はあるのかと訪ね、その場の流れでキスしてみよう、と迫る。二組の状況が進行する最中、停電が復旧して鉢合わせになる。

第32話:真実しんじつ深淵しんえん

 停電の原因を究明するミサトとリツコ。誰かが故意にやった疑いが持たれる。

 シンジはアスカに言われて誤解を解くために加持の元へ向かう。ミサトは加持の動向を追って、ターミナルドグマに潜入しようとする加持に銃を向ける。身元を暴かれた加持は、ゲンドウやリツコがミサトに隠し事をしている、と告げてIDカードをゲートに通した。

 ターミナルドグマには第1使徒アダムが磔にされていた。ミサトはその事実を知り、ネルフに疑念を抱く。シンジは二人を追って扉の中へ立ち入ってしまう。そこで、ゲンドウが遠い手の届かない存在であることを思い知る。

第33話:アクアリウム

 シンジはターミナルドグマで見たことは全て忘れるようミサトに要求される。エヴァの搭乗テストではシンクロ率に影響が出ていた。父のことを思いながら帰路についていたシンジは、加持に呼び止められて車に乗る。

 シンジを水族館へ連れて行った加持は、シンジにネルフの企みやゼーレの存在を明かす。加持の話が母ユイに及んだ時、シンジは過去の記憶を呼び起こし、自分が以前からエヴァの存在を知っていたことに気づく。

 ゲンドウと冬月が密談を交わす。その裏では、レイがアダムにロンギヌスの槍を突き立てていた。

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