漫画版『新世紀エヴァンゲリオン』第14巻に関する情報です。目次、前巻までのあらすじ、各話に収録された内容を確認することができます。アニメ版との比較や考察の参考資料にお使いください。
イントロダクション
描き下ろしイラストのみ。
PROGRAM - EVANGELION 14
- STAGE.91
- 光還る処へ
- STAGE.92
- バースデイ
- STAGE.93
- 生命の海
- STAGE.94
- 掌
- STAGE.95
- ありがとう∞さようなら
- LAST STAGE
- 旅立ち
- EXTRA STAGE
- 夏色のエデン
前巻までのあらすじ
記載なし。
第14巻の掲載内容
第91話:光還る処へ
シンジは記憶の中を彷徨う。誰かの愛情を探して。アイヤナミレイが、人々の前に現れてL.C.L.へ還元していく。触れた者は、誰かの幻覚を見て、A・T・フィールドを消失させる。
シンジはゲンドウの記憶と対峙する。ゲンドウは絶望に満ちたこの世界を、もう誰も苦しまないように消し去るのだ、と告げる。魂が浄化され銀河の渦となって黒き月の元に集まる。
第92話:バースデイ
ゼーレの面々が目的を遂げて還元される。冬月も例外ではない。冬月はユイの覚悟と意志を見ていた。そしてゲンドウの元にもユイが現れる。
ゲンドウは最後まで絶望の殻から抜け出せない。ユイが優しく語りかける。そして初心を思い出し、光を浴びて瞳を閉じる。
第93話:生命の海
シンジはA・T・フィールドを失った世界で、全てとひとつになる。レイはシンジとつながり、これがあなたの望んだ世界なのだと言う。誰も苦しまない、誰も悲しまない、なにもない幸せな世界。
シンジの手からミサトのペンダントがこぼれ落ちる。シンジは他人の存在を肯定する。人と人とが理解し合えるのか確かめるために、元の世界へ戻る。シンジは、自分の手が何のためにあるのか、何のために自分がいるのか、もう一度確かめたいと願う。
第94話:掌
シンジの決意が、リリスの秩序を崩壊させ、初号機の復活を導く。黒き月に亀裂が生まれ、爆発する。レイはシンジと心を通わせたことを喜び、別れを告げる。
初号機が槍を再生させて構える。陣形を取っていたエヴァシリーズが機能を停止し、巨大なレイが爆散して地球に降り注ぐ。レイは、その先でシンジが還ってくるのを待つ。
第95話:ありがとう∞さようなら
シンジは光あふれる水面の下で目覚める。シンジは母との約束を思い出す。初号機は宇宙に留まり、それを見守る。
シンジは、自分の足で地に立ち、父と母と別れを告げる。
最終話:旅立ち
シンジは雪を踏みしめて駅へ向かう。見送りに来た友人が、上京を羨む。シンジは、車窓の外を見るともなく見て、将来の夢や希望など持ち合わせていないと思う。
東京に着くなりシンジはラッシュに揉まれる少女を助ける。見覚えのある顔、気の強い性格。そこで同じ高校を受験するお調子者と出会う。お互い頑張ろうと声を掛けられる。
シンジは光差す方へ、その一歩を踏み出す。道は平坦ではないかもしれないが、自分の歩く道は自分の足で探す。未来は無限に広がっている。
特別話:夏色のエデン
1998年、京都――形而上生物学第1研究所。16歳で飛び級して大学に入った少女は、碇ユイに嫉妬を覚えている。しかし、学長室で特別研修生の候補の話を持ちかけられると、彼女はユイを推薦する。
ユイは、すでに政府直属の研究機関から声がかかっていた。研究以外ではどんくさく、ゲンドウという得体の知れない男に惹かれるユイのことを、少女は理解できない。
ある日、眼鏡をわざと隠したことが発覚し、ユイに対する行動が好意から来るものであることを告白すると、ユイは少女を座らせて髪をとき、眼鏡を譲ると言った。
来月イギリスへ留学する予定だと言った少女は、ユイの幸せを願う。ユイはその言葉を受けて素直に礼を言う。ありがとう、真希波マリさん。