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エヴァンゲリオンの作品解説

新世紀エヴァンゲリオン
©カラー/khara(1995-2014 GAINAX)

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エヴァンゲリオンとは

 エヴァンゲリオンとは、『新世紀エヴァンゲリオン』として1995年10月に放送を開始したテレビアニメーション・シリーズと、それに関連する作品群を指す言葉である。

 西暦2015年の日本「第3新東京市」を舞台に、謎の生命体「使徒」と戦うために人型兵器エヴァンゲリオン(EVA)に乗って戦う運命となった子供たちと、エヴァを運用する特務機関ネルフ(NERV)を取り巻く人々を描く。

 放送当時、社会現象を引き起こすまでの話題を作り、後に「第3次アニメ革命」「エヴァ世代」「セカイ系」などの言葉の原点として語られることになった作品でもある。

新世紀エヴァンゲリオン(Neon Genesis EVANGELION)とは

 1995年10月4日から全26話がテレビ東京系列(TXN)で放送された日本のテレビアニメーション。原作はガイナックス(GAINAX)、監督は庵野秀明、脚本は庵野秀明ほか数名が手がけており、アニメーション制作はガイナックスおよびタツノコプロが行っている。

 ※2014年に『新世紀エヴァンゲリオン』に関する知的財産権がガイナックスからカラーへ移動したため、現在では原作・庵野秀明、アニメーション制作・タツノコプロの表記となっている。

 アニメの放送に先行して、貞本義行による漫画を発売するメディアミックス手法が用いられた。漫画の内容はアニメの原作ではなく、あくまでTVアニメ・シリーズと劇場版シリーズの原案を元にしたコミカライズ作品となっている。

 放送当時、独特の演出や謎を多く残す展開が話題となり、回を進めるごとに視聴者の期待は高まっていった。しかし、最終二話において登場人物の内面を中心に描いた抽象的な表現となり、視聴者の予想と大きく異なる結末が物議を醸すことになる。

 この展開が様々な憶測を呼び、著名な評論家の批評が飛び交い、あらゆる雑誌で特集が組まれることになる。その騒動は、従来のアニメファンの範囲を超えて一気に社会現象へと発展するまでに至った。

 TVアニメ・シリーズ放映終了後の1996年4月、ガイナックスは最終二話のリメイク版をVHSとLDで発売することを発表する。また、それとは別に完全新作の劇場版を制作することも発表された。

 1997年3月15日、TVアニメ・シリーズ最終二話のリメイク版を含む総集編『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』が劇場公開される。当初、前半はTVアニメ・シリーズ第壱話から第弐拾四話までの総集編「DEATH」編、後半は第弐拾伍話を完全リメイクした「REBIRTH」編として発表されるはずであった。しかし、「REBIRTH」編の制作が公開に間に合わないことが判明し、制作途中のものが公開されることになる。結果的に本作は劇場版第一弾となった。

 1997年7月19日、〝シト新生〟の「REBIRTH」編が完成し『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air / まごころを、君に』が公開される。本作をもって「新世紀エヴァンゲリオン」は完結すると共に、夏に公開を予定していた「完全新作の劇場版」の計画は一旦立ち消えることとなり、その後「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の公開まで、実に十年を有することとなった。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版(Rebuild of Evangelion)とは

『新世紀エヴァンゲリオン』の設定やキャラクター、原案を元に再構築されたアニメ映画作品。基本的な土台に関して共通点が多く見られる一方で、中盤以後のシナリオが大きく書き換えられている。そのため、視聴者は完全な新作として観る必要がある。

 本作品は『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの監督・庵野秀明が新たに起こした株式会社カラー(khara, inc.)の作品である。従って、今回ガイナックスとテレビ東京は関わっておらず、原作、脚本、総監督から出資に至るまで庵野監督自身が中心となって指揮を執っている。

 旧シリーズにあった「新世紀」の文字が、新シリーズになって外されたのは、すでに新世紀(二十一世紀)に突入したためとされている。その代わり、「エヴァ以降」に始まった「現状のアニメ業界」に対するアンチテーゼとして、その時代に幕を引くことが制作側の心構えである。

 この企画の前に、庵野監督自身がおよそ6年ぶりにTVアニメ・シリーズと旧劇場版を一気に見て「『エヴァ』っておもしろい。こんなにおもしろいとは思わなかった」と言ったという。今回の企画は、自分たちのやってきた仕事の全面肯定というところからスタートしてるとのこと(月刊ニュータイプ:プロデューサー大月俊倫氏のインタビューより)。

 本シリーズは、アニメ雑誌において「エヴァンゲリオン新劇場版 REBUILD OF EVANGELION(仮題)」として、2006年に制作発表がなされた。当初の予定では、前編・中編・後編・完結編の全四部作の物語で、前編は2007年初夏、中編は2008年陽春、後編と完結編は同時上映で2008年初夏に公開とされていた。

 後に、物語の構成は「序・破・急」にちなんだ「序、破、Q、?」になると発表された。最終的には「序」が2007年9月1日、「破」が2009年6月27日、「Q」が2012年11月17日、そして完結編として『シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| EVANGELION:3.0+1.0 THRICE UPON A TIME』が2021年3月8日に公開されることとなった。

エヴァンゲリオン作品ごとの関連性

TV『新世紀エヴァンゲリオン』TVアニメ・シリーズ
オリジナル作品。1995年に放送されたTVアニメが「純正エヴァ」となる。
漫画『新世紀エヴァンゲリオン』漫画連載シリーズ
TVアニメと劇場版の原案・脚本を元にしたコミカライズ作品。
映画『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』
TVアニメの第1話から第24話までの総集編と、第25話のリメイクを合わせた作品。
映画『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air / まごころを、君に』
TVアニメの第25話および最終話をリメイクして、もう一つの結末に導いた作品。旧エヴァの「完結編」。
映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 / EVANGELION:1.0 YOU ARE (NOT) ALONE.』
TVアニメシリーズの序盤から「ヤシマ作戦」までをリメイクした作品。本作よりカラー(khara)の制作となる。
映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 / EVANGELION:2.0 YOU CAN (NOT) ADVANCE.』
TVアニメシリーズの中盤から展開を大幅に変えた作品。旧作品に登場しなかった新キャラクターが追加されている。
映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q / EVANGELION:3.0 YOU CAN (NOT) REDO.』
TVシリーズとは全く異る展開を見せる完全新作。
映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇 / EVANGELION:3.0+1.0 THRICE UPON A TIME』
TVシリーズとは違った結末を迎える完全新作。

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